ゆっくり考える・・・ペットボトルのリサイクル(1)

Hikaru2562007-05-03

私たちは便利な生活をするために仕事をし、科学を発展させているのだから、ペットボトルそのものが「悪」であるとは言いにくい。ともかく便利な生活をしようとするとエネルギーや資源を使う。それは仕方がないというものである。

 少し具体的な話を進めよう。

 ペットボトルは石油で作られる。大きさや目的にもよるがおおよそ1本で20グラムから40グラムである。石油の価格は最近、急上昇したが、だいたいバレル(150キログラムほど)で30ドル(3000円)ぐらいだったから、キログラム20円というところだ。

 ペットボトル1本に30グラムを使うとすると1キログラムの30分の1。だから元々はペットボトルに使う石油は1円未満である。

 ペットボトルに使う石油の値段はもともとは1円?! それなのにペットボトルは10円? さらにそれにお茶を入れると150円? おかしな事ばかりだが、リサイクルに意味があるかを自分で判断するためのポイントはここにある。

 なぜ原油が1円、ボトルが10円、そして商品が150円なのだろうか?それは1本のボトルを製造して飲料メーカーに配達するのに石油を10本分使うからである。そして消費者が「いつでも手元にお茶が欲しい」という希望を持っているので、それをかなえると石油をペットボトルの重さの石油に換算すると150本分使ってしまう。人件費を差し引いても120本分を使っている計算になる。

 計算間違い?!おかしい!?

 おかしいと言ってもしかたがない。現在の日本人の生活はそうなっている。だいたい、お茶を飲むのに遙か遠いところでお茶を入れて(飲料メーカーの工場)、それをトラックで運搬し(コンビニエンスストアーに)、どこでも飲むことができるということ自体、「貴族の生活」なのである。

家でお茶を沸かし水筒を持ってでるのが庶民。私はペットボトルにお茶を詰めて外出する。10回は使える。私は、ペットボトル・メーカーや飲料メーカーの敵だ。

 もともとお茶を飲むのに150円も払えるということ自体が貴族だ。自分のお金だから何に使っても文句はないが、ペットボトルのお茶を買うこと自体、環境とは相容れないのは当然である。だから買ったペットボトルを一回で捨て、それをリサイクルにまわすなど滑稽なことなのだ。

 まぁ、色々考えさせる教授のホームページから抜粋ですよ。
 確かに、目の前だけでなく背後まで考えるべきなのです。前に書いた、エコバックしかり。
 わたくしは、ペットボトルほとんど買いません。一般人の半分以下ではないでしょうか?大体一月に、1,2本ぐらいです。
 正確には、「買いません」ではなく「買えません」ですがね。貧乏ですから…il||li _| ̄|○ il||li 。
 外に行くときは、水筒に麦茶もって行きます。家で沸かして飲んでるのを詰めるだけ。貧乏くさいといわれたとか、言われないとか(´・ω・`)
 しかし、環境にやさしいと思うことにしている。お財布にもやさしい。ただ、何回使えばペットボトルより環境にいいのか?メーカーが発表してくれないかな?愛用中の水筒メーカーはタイガーと、象印なのでおねがいしますよねヽ(´▽`)ノ♪